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街角 固定撮影−パックマン星雲(NGC281)

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写真: 街角 固定撮影−パックマン星雲(NGC281)

写真: 昴界隈 写真: 光害地で撮るシリーズNo.11 - NGC281 パックマン星雲

自宅マンション非常階段にて固定撮影
BORG ハイスピード55 + 中一光学LensTurbo2 (f=141mm F2.55)
HEUIB-II使用
天文改造α7S(APS-CクリップON) ISO6400 露出1.6秒×696枚
PixInsightにてコンポジット ピクセル等倍でトリミング

新月期はくもり、たまの晴れは満月期…という昨今です。 ポタ赤すら出すのが億劫になるようなコンディションの日々が続いています。 月齢18.4の月が、周囲の街灯に負けず劣らずの明るさで煌々と照っていましたが、 禁断のレデューサー2段重ねで「パックマン星雲」こと NGC281 を撮ってみまし た。 固定撮影であっても、焦点距離141mm + α7S の場合、天の赤道付近において露 出0.81秒までは星を流さずに撮ることができます。 NGC281 は赤緯+56.6°付近にあるので、ざっくり倍の1.6秒露出を掛けても星は 流れません。 よって1コマ露出1.6秒で枚数稼いでコンポジットし、炙り出しました。

日周運動の軌跡が思っていたのと少し違い、真ん中からズレてしまったので、北
と東を削ってトリミングしましたが、ハイスピード55 + カメラレンズ用x0.7レ
デューサーである LensTurbo2 の組み合わせは、APS-C 範囲の四隅まで点で突い
たような鋭像を保ちつつ、F2.55 もの明るさを実現してくれます。

おかげで感度も ISO6400 までしか上げる必要がなく、1コマ当たりの露出が僅
か1.6秒にもかかわらず、星雲の中の濃淡を写し撮ることができました。

固定撮影で撮ったものを多枚数コンポジットすると、多くの天体画像処理ソフト
では周辺が放射状に流れてしまいます。
しかし PixInsight のコンポジットは良く出来ており、11/17 21:49〜22:19 ま
での30分間に渡って撮り続けた固定撮影画像も、この通り周囲(左下は APS-Cク
リップの隅そのまま)まで点像を保っています。

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